怒涛の数日間、AKB48世界選抜総選挙を終えて

どうも。

AKB48世界選抜総選挙が土曜日に終わり、僕の中にはさまざまな感情の渦巻いている状態が続きました。したがって、まあこういうものは直後に書くものなのかもしれませんが、数日をおいての投稿となります。

 

さて、僕の推しである熊崎晴香さんは見事ランクイン。

46位。僕としては申し訳ない気持ちもありますが、少なくとも彼女が喜んでくれているのは救いです。早く握手会に行きたいという感情しかない。

以前の投稿でも触れたことがありますが、僕はSKE48のほぼ箱推しですので、今回の総選挙での若手数人(特に北川綾巴さんと菅原茉椰さん)、そしてなにより内山命さんのランクインや、大場美奈さんの8位、須田亜香里さんの2位あたりはもうアツい展開だったわけですよ。そこらへんはかなり楽しめました。グループ全体として良い結果だったのではないかと思います。

 

一方、今年の総選挙に現地参戦した者として、触れないわけにはいかないと思われるマイナスの話題もあります。すでに吉田豪案件にもなっている、松井珠理奈さんの一連の行動と炎上です。

前提として、僕はそれなりに長くSKE箱推しなので、同行した仲間の批判の言葉にも(それが完全に的を得ているとわかっていながらも)即座に首肯することができなかった、という自分の弱さを告白しておきます。うーん、とか、まあねぇ、とか、濁しまくりでした。情けない。

その上で、数日落ち着いて思いを巡らせた上で、僕はやはり彼女の行動は褒められたものではないという結論に至りました。

まあ、なぜあんなブスが1位なのかわからないですとか、鼻くそついてて草ですとかそういう論外の意見(総選挙の仕組みをご存じない…? まあ指原莉乃さんが1位になった時にもそういう輩は現れましたがね。あ、前者の方ですよ。)は置いておいてですね、私は今回の1位を感情的に非難するのではなく、なぜあの行動が問題なのかということに絞って、私見を述べておきたいと思います。

 

僕の中での結論から言うと、今回の炎上は「価値観の押し付け」をやってしまった当然の結果だということに尽きます。ここからはいちいち松井珠理奈さんというのは面倒なので普通に珠理奈で行きますね。

これまでの珠理奈の歴史を振り返ってみると、いろんな意味で先頭を走ってきた10年間でした。SKEに1期生として加入、センター抜擢、AKB48 10thシングル「大声ダイヤモンド」で突然のセンター(姉妹グループメンバー初)、総選挙で上位にランクインし続け、AKBシングル選抜に入るのは当たり前、兼任も経験し、坂道AKBにも参加、そしてPRODUCE48のため訪韓… それらの活動の全てで基礎となっていたのは、SKE48初代チームSのレッスンだったのではないかと推察します。これは松井玲奈さんもDOCUMENTARY OF SKE48のインタビューの中でおっしゃっていたことですが。全力で踊る、汗をかく、髪が乱れようが気にしない、がむしゃらにやる。僕にとってはそういうところがSKEを推せるなと思う一つの要素でもあるのですが、とにかくそんなSKEのスタイルが珠理奈の原点なのでしょう。ただ、彼女は以前から、良く言えばそれを貫く、悪く言えば融通の利かない人でした。先述した坂道AKBのMVが公開された時にも(まあそこでも決まってこんなブスがなぜ入っているのかというコメントがつき、それに憤慨する珠理奈オタさん方の気持ちはわかるのですが)ダンスが浮いているという指摘は必ず出ていましたし、僕もダンスに関して全くの素人ですが、観ていて若干の違和感はあった、というのが正直なところです。

一般論として、後発の組織は先発の組織の真似をしていたのでは勝ち目がありません。だからHKT48には彼女たちなりのやり方、スタイルを探してきた歴史があります。これまで編み出したHKTのスタイルがある。それに対して珠理奈は敬意を払うことなく頭ごなしに、それも本番のステージ上で否定してしまった。融通が利かない、いつもの珠理奈を出してしまった。これは真面目な話、人を傷つけます。自分のスタイルが、SKEの価値観が全てじゃないんだってことに気づいてほしい。「ちゃんと」という言葉は抽象的であるがゆえに、まあ現在の僕の職業柄もありまして、本当に注意深く、というかなるべく使わないようにしているものです。宮脇さんは「ちゃんと」踊ってたと思いますよ。本当に。そこについては珠理奈は深く反省するべきだと思います。

 

しかし、それでも僕は彼女の問題だった点を批判した上で、おめでとうと思っています。こんなことを言うと、ここまでは単なる言い訳か、アリバイかと言われてしまうのも仕方のないことですが、どうしても一部の方々の擁護が気に入らなかったんですよね。「珠理奈の10年間を考えろ」「それを考えればこうなっても仕方ない」 こういう方々と一緒にされたくなかったというひどく自己中心的な理由です。でも、同じように宮脇咲良の約7年間を考えられる人ならば、今回の珠理奈の行動を完全に擁護することはできないのではないかと。総選挙直前のコンサートで、ましてやグループを背負って立つようなメンバーの中に「ちゃんと」踊らないメンバーが果たしているのだろうかと。僕はHKTオタだなんて恐れ多くて名乗ることはできませんが、初期の頃の作品から存じ上げてはいますし、DOCUMENTARY OF HKT48も観に行った人間です。そういう人間からすると、同じように1位を祝福しますが、やはり一緒にされたくないなと。それだけです。

 

最後に、ちょっとした願望というか妄想というか、来年は48グループ推しというか、それなりに各グループのメンバーを把握してるぞ的なオタさんが集まる席があったりなんかしたら良いなぁなんてね。例えば会場にあったジャケ写を遠くから見て曲名を当てるなんて面白いですよ。もちろん各グループ横断です。僕と同行仲間しかやってなかったですけどね(苦笑) あと、僕は向井地美音推し席にいながらも、他グループでアツい場面では盛り上がっちゃいましたけど(SKE48の兆しがかかった場面)、それも浮きましたしね… まあ、そんな願望を語ったところでこの記事は閉じようと思います。

 

ランクインしたメンバーにも、しなかったメンバーにも、幸あれ。

では。